ホームページ » Tethysにより、学生がソフトバンクのヒューマノイドロボットPepperのコードを行うことが可能になった。
pepper

Tethysにより、学生がソフトバンクのヒューマノイドロボットPepperのコードを行うことが可能になった。

今日、ソフトバンクロボティクスアメリカが、コーディング技術を教えるために設計された、統合開発環境である、Tethysの始動を発表した。ソフトバンクグループが述べたところによると、この視覚学習ソフトウェアは、学生が実際にPepperヒューマノイドロボットをプログラムすることを可能にするということだ。

Tethysは、ソフトバンクのSTREAM(science(科学)、technology(技術)、 robotics(ロボティクス)、 engineering(工学)、 art(アート)そしてmathematics(数学))教育プログラムの一環として、ギリシャ神話の水の流れをつかさどる守りの女神から名付けられた。ソフトバンクによると、統合開発環境(IDE)は、若者にテクノロジーキャリアの追及を推奨することを意図している。

さらにソフトバンクによると、Tethysは全く新しい、他に類を見ないソフトウェア製品であり、NaoやPepperを含む教育戦略の大きな節目であると追加した。ソフトバンクグループは、2014年にアルデバランからヒューマノイドロボットを得た。銀行や小売業は、ソフトバンクのWhizお掃除ロボットとともに、Pepperを使用している。

「ソフトバンクロボティクスは、オートメーションにより労働力を増やし、Tethysとともに、すべての学生にとってSTREAMキャリアをさらに利用可能に、魅力的にするための務めを果たし続けていく。」とソフトバンクロボティクスアメリカのSTREAM教育の代表であるキャス・ドーソンは述べる。「ソフトバンクグループのPepper募金や、我々のSTREAM社会責任プログラムのパートナーの財政的支援があれば、求めるものが得られない学生にとっての、STREAMキャリアの利用可能性は飛躍的に増大するだろう。」

Tethysはロボットプログラミングを教える

「我々は、PepperやNaoを教育のツールとすることに成功した。大学ではプログラミングのために、Choreographと呼ばれるプログラムを使用しているが、このプログラムは実演に重きを置いて作られているため、扱いにくいことがある。」とドーソンはロボティクスビジネスレビューで語った。「我々はカリキュラムと関連し、ロボットの可能性のすべてを披露できるような更に安定したツールを製作したく、そのためタブレットで触れ合えるPepperのアバターを作成した。」

ソフトバンクロボティクスによると、Tethysはビジュアル・プログラミングと完全なスクリプトありきの開発の間の橋渡しをし、コーディング経験を簡素化するために設計された。コンピュータサイエンスの経歴にかかわらず、学生たちはロボットとプログラミング動作の相互関係を示す、ハイレベルボックスやワイヤを使い、Pepperをプログラムすることができる。

「ブロックベースのシステムを使えば、学生たちは動作とせりふを結びつけることができる。」とドーソンは言う。「クリックすれば実際のコーディングを見ることができる」

このプログラムは、ブラウザ上のバーチャルロボットへ直接、または実際のロボット上であっても機能する。その過程で、学生たちはPythonと同様に、コンピュータサイエンスの原理を学ぶことができる。

「プログラミングの授業では、学生たちは通常、何行にもわたってコードを書き、エラーメッセージを得る。」とドーソンは言う。「TethysとPepperを使えば、視聴覚から即座にフィードバックを受け取ることができる。」

「学生たちは最初に、アバターを通して動作を行い、画面上ですべての相互作用を確認することができる。」と彼は追加する。「以前なら彼らは、ロボットからの反応を待たなければならなかった。」

ソフトバンクロボティクスは、Tethysを開発するのに、バンクーバーを拠点とするソフトウェア企業である、フィンガーフードアドバンスドテクノロジーグループ(ATG)と提携した。

「ソフトバンクロボティクスと提携し、多くがコーディングの経験のない学生たちを勇気づけるプログラムを作り、彼らの技術的スキルを調査し、そのスキルを高めることは非常に充実感のあることだった。」とフィンガーフードATGのCEOである、ライアン・ピーターソンは語る。「STREAMツールが、教育者たちにとってますます利用可能になっていく一方、TethysはPepperのようなロボティクス大使の力を最大限利用しながら、独立している。バーチャルか実際の場かのいずれであっても、PepperとTethysはSTREAM運動に多大に関与し、多くの学生たちが技術キャリアを追う動機づけとなっている。」

ソフトバンクはSTREAM 社会責任プログラムに寄付を行っている。

2018年12月、ソフトバンクグループはサンフランシスコの統一学区とボストンの公立学校に、100以上のPepperロボットを寄付した。Tethysはすべての使用可能なロボットに組み込まれ、現在1,000以上の学生がボストンの21の学校、サンフランシスコ、そしてバンクーバー近郊のカナダのコクイットラムの学校(43学区)で使用している。

「すでにPepperを所有している学校にとって、Tethysはアップグレードだ。」とドーソン。「このツールの使用は教師にとっても比較的簡単だ。理解することよりも、カリキュラムに安心を覚えるようになることが問題である。一部の教師はフィードバックをくれ、さらに多くの教師がこのツールの使用を採用している。」

「子供たちは実際、このツールを使って、ほかの子供たちに教えている。このことで、生徒たちが教師になり、教師を増やすことになっている。」彼は言う。「例えば、授業でノートパソコンで初日の半分を過ごしたとする。それから、Pepperが二日目の半分に登場し、子供たちはロボットにダンスをさせたり、自分たちが使うであろう言葉を使わせる。」

「Pepperは子供たちを熱中させ、自信をつけさせるための独自のツールだ。」ドーソンは言う。「また、これにより若い女性やさらに広い層の人口を、STREAMキャリアに結びつける助けとなる。」

Tethysのデビューによりソフトバンクグループは今日新しいパートナーを迎え、STREAM社会責任プログラムを通して、ソフトウェアライセンスの寄付と調和するような形で、Pepperの寄付を行っている。発売時、学校に寄付されたヒューマノイドロボットと、Tethysのソフトウェアライセンスの合計価値は2,100万ドルを超えた。

関連記事